集客,印象アップ,企業ブランディングに『色彩』を活用する

パーソナルカラー

最近は世間から『パーソナルカラー』が広く認知されているように感じます。

確かに『パーソナルカラー』だけに着目すると、近年「雑誌のパーソナルカラー特集」や「SNSによるパーソナルカラー発信」が増えているように感じるのですが、

『パーソナルカラー』というワードが目立っているだけで、でも実はずっと昔から『カラー』は身近なものであり、無意識に自分に似合う色を選んでいる場合もあります。

 

例えば子供の頃、親が自分に似合う色の洋服を選んでくれていたり、

はたまた自分が親になってから、子供に似合う色を発見したり。

あえてパーソナルカラーを意識しなくても、似合う色・その人の雰囲気にマッチする色を選んでいることも少なくありません。

 

また、上記内容は「似合う・調和する」という点に着目して印象を良くする為に色選びをしていますが、

人間の心理や企業の戦略などによって、色を味方につける方法は様々存在します。

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心理的カラー

例えば、普段は黒好きで黒づくめの人が、突然パステルピンクの物を集め始めたら、それは心理的に何かが働いてる場合があります。

人間の心理状況と選ぶ色は、密接に関係しています。

カラーセラピーなどは有名ですが、セラピーまでいかなくとも、大事な場面において色を味方につけて臨もうと考える人も多いはずです。

大切な試合に赤い下着を身に付けたり、謝罪が必要なシーンでは白シャツを着たり…。

 

 

無意識に、冬に温もりのある色を選び、夏は涼しげな色を選ぶ場合は、心理が働いているからです。

むしろ、季節によって販促物のカラーバリエーションに変化があるのは、消費者の購買意欲を狙って、カラー設定をしています。

 

 

 

企業イメージ・インテリア

企業の顔となるロゴマークなどにも、イメージカラーが存在します。

日本の企業で多いロゴカラーは、活動的・情熱的な印象を与える『赤』や、信頼感を与える『青』です。

航空会社を「赤の会社」「青の会社」と表現するくらい、ロゴそのものより色の印象が残ります。

好きな会社のロゴマークを思い出せなくても、何色のロゴカラーなのかは思い出せる場合もあるでしょう。

 

 

会社や病院のインテリアにも色彩が意識されている場合が多いです。

全面ショッキングピンク・全面ブラック内装の病院を、見たことがありますか?

もしあったとしたら、そのような病院で治療・入院したいと思いますか?

病院なら、壁紙や家具は明るさやリラックスできる色彩を取り入れている場合が多いです。

逆に、お酒を提供する高級クラブやバーなどでは、ナチュラルなインテリアを売りにしている所は、ほとんどないでしょう。

高級感のある配色や、洗練されたデザインが取り入れられている場合が多いです。

 

 

カラーコーディネートの分野になりますが、ブランドイメージや、顧客(患者)目線に立った時に、過ごしやすい環境を意識して色彩を取り入れることは非常に重要なのです。

目的によって、カラーコーディネートやインテリア・エクステリアがガラッと変わるのはその為です。

 

 

 

売れない商品の理由を探る

もしも、自己開発している商品が売れなかったり、そもそも商品ページの閲覧数が少ない場合は、対象商品・宣伝物・ウェブショップ対象ページの『色』に一度着目してみるのも良いかもしれません。

・その商品のイメージに合う色なのか

・誘目性の高い色を使っているのか

・多くの人が識別できる配色なのか

一度それらを意識してみることが大切です。

専属のデザイナーがいる場合でも、色彩のプロに相談するのも“アリ”だと思います。

 

実は、日本人の男性を例にとると、色覚特性がある人(あまり使いたくありませんが、分かりやすい言葉を使うと色弱や色盲など)は20人中1人ほど存在します。

100人いたら5人です。

本人がご自身の色覚特性に気づいていない場合すらあります。

また、高齢になると、若い時には識別できていた色が識別しづらくなります。

白内障や緑内障の人は、更に色の認識が難しくなります。

 

 

 

ユニバーサルデザイン

色覚特性がある人や高齢者に配慮した配色やデザインでモノを作ることで、商品へ興味を示してくれる人が増えることも多くあります。

 

ユニバーサル(普遍的な)デザインを意識したモノが増えている背景には、多くの人が生活しやすい(使いやすい)環境やモノを意識しているからでしょう。

商品ではありませんが、こちらは改修された仙台駅のトイレです。

誰が見ても一目瞭然のユニバーサルデザインが取り入れられています。

 

近年は、駅構内や地下鉄なども、多くの人にわかりやすいユニバーサルデザインに変化しています。

事故数減少は、データで証明されています。

 

 

真逆に、近年はシンプルデザインも人気で、日用品のラベルもシンプルなものが増えています。

(どうでも良いですが、私も無印のデザイン大好きです)

この場合、ターゲット層は比較的若い世代なのです。

 

 

識別が容易ではない高齢者の家に、このようなシンプルアイテムで日用品を揃えたら、どのようなことが起きるでしょうか。

これは洗剤!

これは漂白剤!

これはシャンプー!

と一目でわかるデザインの商品は、中年〜高齢者には変わらず人気なのです。

超高齢化社会に突入した今、ユニバーサルデザインの観点から考えると、シンプルデザインが流行しても、ド派手なパッケージの日用品が市場から消滅することは、一生ないでしょう。

 

 

 

まとめ

「何故こんなに良い商品が売れないのだろう?」

「店舗の立地条件は良いのに、集客が上手くいかないのは何故だろう?」

そう考えた時に、金額設定・技術力・従業員の接客を疑う人も多いはずです。

そこはもちろん大切なことですが、

商品の色・宣伝物の色・HPの色・建物の色に一度目を向けてみるのは、意味のあることだと思うのです。

自分だけの好みや、なんとなくで設定した色なら尚更です。

 

 

「この商品が必要な人はどんな心理状況だろう」

「看板が店舗のイメージと合っているか」

そんなことを考える時に、是非色彩にも向き合ってみて下さい。

 

 

 

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